yoory 〜介護業界徒然〜

介護に必要な知識をわかりやすく。日々仕事をしながら思うことを。介護業界のあれこれを。たまには趣味的なものも書いていけたらと思います。 よろしくお願いします。

食事 5期へのアプローチ!!

先日書かせてもらった、【食事形態!!】につながる話です。

もし、読まれてなければ、読んでからの方がわかり良いと思います。是非読んで頂きたい。

一応、確認から書きますので、このまま読んでもらっても大丈夫です。

食事の過程には5期といって下記のような期に分けて考えます。

1.先行期 食事を見て口に運ぶまで。
2.準備期 口に入った後、噛み砕くまで。
3.口腔期 喉の方に送り込む。
4.咽頭期 喉にきたのを飲み込む。ごっくん。
5.食道期 食道を通る。

このどこで困っているかによって、アプローチも食事形態も変わります。

食事形態は、

1.先行期 食事を口に入る大きさにすることができない。
 →一口大
2.準備期 噛み砕くことができない
 →刻み食・粗刻み食
3.口腔期 口の動きが悪く、送り込むことができない。
 →ソフト食・やわらか食・刻みあんかけ
  あんかけは、トロミ材で作ることも可能です。
4.咽頭期 喉を通らない。ごっくんできない。
 →ムース食
5.食道期 食道を通らず気管に入ってしまう。誤嚥する。
 →ミキサー食・ピューレ食

でした。

では、それぞれの困りごとへアプローチは?

1.先行期 食事を口に入る大きさにすることができない。
・箸で食べ物を小さくできないなら、スプーンやフォークやナイフやハサミの利用。
・本人様で出来ないのなら、介助者側あらかじめ食べやすい大きさにしておく。

2.準備期 噛み砕くことができない
・入れ歯の作成と調整
・虫歯があれば治療。

3.口腔期 口の動きが悪く、送り込むことができない。
・口腔体操
・トロミをつけてまとまりやすくする

4.咽頭期 喉を通らない。ごっくんできない。咽せる。
・嚥下訓練

5.食道期 食道を通らず気管に入ってしまう。誤嚥する。
・吸引

咽頭期と食道期の困りごとが出てくると、少なくても言語聴覚士や医療職の介入がないと対応が難しいですね。

これと別に、食事の困りごと、原因を特定するチェックポイントがありますが、今回はここまで。


最後まで読んで頂きありがとうございます。
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