移動の導線 その2 環境の整え方に必要な物
移動の導線の整え方ですが、私のよくやる手は、
ベストポジションバーandジュピター
ベストポジションバー 基本セット(カバー付き) NBP-100-80 | ||||
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たよレールわたレール
たよレールhigh 連続手すり わたレールnh / 040-3954 bzw-600nh | ||||
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これで、部屋の中にたくさん柱と道を立てる。です。
ベッドサイドにベストポジションバーとジュピター。
これで立ち上がってもらって、たよレールわたレールを持って歩いてもらう。
わたレールには跳ね上げ式の物もありますから、クローゼットなどの前は跳ね上げをセットしておけば、機能を失わないように出来ます。
柱がたくさんになるので圧迫感はあります。ただ、自由に歩けるようにするにはこれがある方が良い。
どちらをとるかですが。
あと、トイレなど他も含めて扉です。これが要注意。
開けると動く物なので、動くと同時に体も一緒に倒れてしまう可能性が筋力低下が進むと高くなります。
固定することをお勧め。もしくは扉を取っ払うか。
かといって、トイレはプライベート空間なので、暖簾などで目隠しすることは忘れずに。
扉の付近にベストポジションバーを立てるのも一つの方法。これだと扉はそのまま残せます。
私の勤める場所で言うと、引き戸なので突っ張り棒を使って扉を開けた状態で固めて、暖簾で目隠しです。
場合によってはトイレの便座に、
補高便座
座楽 補高便座やわらか 6cm | ||||
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を置くのも有効。立ち上がりの補助になります。
蓋が閉めにくくなりますけれどね。
トイレに手すりをつけるのも一つ。
便座周りの手すりがあります。
アイリスオーヤマ トイレ用サポート手すり ホワイト TRT-64A(1台) | ||||
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肘置きがスライドするものと、跳ね上げられるものもある。どちらが良いか。
私は跳ね上げかと思いますが。本人様に選んでもらって、スライドを選ばれた方もいました。
移動の導線とは話が異なりますが、トイレを流す行為が難しい人が結構いると思います。
最近の家ならリモコンで流すようになっているのですが。
ちょっと前なら、立って後ろを向いてタンクの横のレバーをひねる必要がありますよね。
その後ろを向いてひねる動作が大変だと。
度々やったのは、
手すりに紐を固定して、ひもの片方をタンク横のレバーに固定。
ひもをぐいっとすれば、座ったままで流すことができる。
といった形。
結構簡単に作れます。
ただ、しばらくするとひもが取れちゃうことがあるので、度々補修ですが。
話がそれました。
これでトイレの往復の導線が出来あがりました。
今回のは伝い歩きでの環境です。
歩行器や車椅子を使用する人の場合、柱がいっぱいあると邪魔になるので、このやり方は有効ではありません。
ざっくり方法論を書きましたが。
結局のところ、すべてにおいてそうなんですけれど。
【アセスメント】が重要。
本人様が、何が出来て何が出来ないのか。です。
1.一つの行動を細かい手順に分ける。
2.できることとできないことを確認。
3.出来ないことの原因は何かを特定。
4.どうすれば出来るのか。
を考える。
4.は、
本人様の能力を上げることができないか。
環境などを整えたらできないか。
補助具(福祉用具など)を使えば出来ないか。
どんな援助が入れば出来るか。
と、いった順番で考える。
そうしないと、全て援助が必要になります。
全て援助ですると、安全ですが、本人様の能力は落ちてしまうし、介助者側は大変になる。
しまいに、要介護者の数だけ介助者が必要になります。
無理です。
徹底的にアセスメントをしましょう。
アセスメントは、私は誰がやっても良いと思います。
日常、本人様と接することが多い人の方が情報を持っていて、良いアセスメントにつながって、良いケアになると思います。
もちろん、知識は必要ですので、その知識があれば良いですが、そうでなければ他職種連携。チームケアです。
専門家の意見・知識を共有しながらであれば、出来る。
他職種連携とチームケアについては、また別記事にて。
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