yoory 〜介護業界徒然〜

介護に必要な知識をわかりやすく。日々仕事をしながら思うことを。介護業界のあれこれを。たまには趣味的なものも書いていけたらと思います。 よろしくお願いします。

褥瘡!!その2 ブレーデンスケール

今回はブレーデンスケールの紹介。

これで評価することで、本人様の状態を客観的に確認することができて、正しいアプローチの方法も決めることができる。

23点満点。
危険値は、病院→14点以下
     在宅→17点以下

危険値でなくても、早めにアプローチをお勧めします。

私が私の評価をすると、22点でした。
朝ごはんを食べず、間食しないので。
まぁ、これはある意味当てはまらないだろうから、23点といってもいいんでしょう。

【ブレーデンスケール】
〈知覚の認知〉
圧迫による不快感に対して適切に反応できる能力
1.全く知覚なし
痛みに対する反応(うめく、避ける、つかむ等)なし。この反応は、意識レベルの低下や鎮静による。あるいは、体のおおよそ全体にわたり痛覚の障害がある。
2.重度の障害あり
痛みにのみ反応する。不快感を伝えるときには、うめくことや身の置き場なく動くことしかできない。あるいは、知覚障害があり、体の1/2以上にわたり痛みや不快感の感じ方が完全ではない。
3.軽度の障害あり
呼びかけに反応する。しかし、不快感や体位変換のニードを伝えることが、いつもできるとは限らない。あるいは、いくぶん知覚障害があり、四肢の1、2本において痛みや不快感の感じ方が完全ではない部位がある。
4.障害なし
呼びかけに反応する。知覚欠損はなく、痛みや不快感を訴えることができる。

〈湿潤〉
皮膚が湿潤にさらされる程度
1.常に湿っている
皮膚は汗や尿などのために、ほとんどいつも湿っている。患者を移動したり、体位変換するごとに湿気が認められる。
2.たいてい湿っている
皮膚はいつもではないが、しばしば湿っている。各勤務時間中に少なくとも1回は寝衣寝具を交換しなければならない。
3.時々湿っている
皮膚は時々湿っている。定期的な交換以外に、1日1回程度、寝衣寝具を追加して交換する必要がある。
4.めったに湿っていない
皮膚は通常乾燥している。定期的に寝衣寝具を交換すればよい。

〈活動性〉
行動の範囲
1.臥床
寝たきりの状態である。
2.座位可能
ほとんど、または全く歩けない。自力で体重を支えられなかったり、椅子や車椅子に座るときは、介助が必要であったりする。
3.時々歩行可能
介助の有無にかかわらず、日中時々歩くが、非常に短い距離に限られる。各勤務時間中にほとんどの時間を床上で過ごす。
4.歩行可能
起きている間は少なくとも1日2回は部屋の外を歩く。そして少なくとも2時間に1回は室内を歩く。

〈可動性〉
体位を変えたり整えたりできる能力
1.全く体動なし
介助なしでは、体幹または四肢を少しも動かさない。
2.非常に限られる
時々体幹または四肢を少し動かす。しかし、しばしば自力で動かしたり、または有効な(圧迫を除去するような)体動はしない。
3.やや限られる
少しの動きではあるが、しばしば自力で体幹または四肢を動かす。
4.自由に体動する
介助なしで頻回にかつ適切な(体位を変えるような)体動をする。

〈栄養状態〉
普段の食事摂取状況
1.不良
決して全量摂取しない。めったに出された食事の1/3以上を食べない。蛋白質・乳製品は1日2皿(カップ)分以下の摂取である。水分摂取が不足している。消化態栄養剤(半消化態、経腸栄養剤)の補充はない。あるいは、絶食であったり、透明な流動食(お茶、ジュース等)なら摂取したりする。または、末梢点滴を5日間以上続けている。
2.やや不良
めったに全量摂取しない。普段は出された食事の約1/2しか食べない。蛋白質・乳製品は1日3皿(カップ)分の摂取である。時々消化態栄養剤(半消化態、経腸栄養剤)を摂取することもある。あるいは、流動食や経管栄養を受けているが、その量は1日必要摂取量以下である。
3.良好
たいていは1日3回以上食事をし、1食につき半分以上は食べる。蛋白質・乳製品を1日4皿(カップ)分摂取する。時々食事を拒否することもあるが、勧めれば通常補食する。あるいは、栄養的におおよそ整った経管栄養や高カロリー輸液を受けている。
4.非常に良好
毎食おおよそ食べる。通常は蛋白質・乳製品を1日4皿(カップ)分以上摂取する。時々間食(おやつ)を食べる。補食する必要はない。

〈摩擦とずれ〉
1.問題あり
移動のためには、中等度から最大限の介助を要する。シーツでこすれず体を動かすことは不可能である。しばしば床上や椅子の上でずり落ち、全面介助で何度も元の位置に戻すことが必要となる。痙攣、拘縮、振戦は持続的に摩擦を引き起こす。
2.潜在的に問題あり
弱々しく動く。または最小限の介助が必要である。移動時皮膚は、ある程度シーツや椅子、抑制帯、補助具等にこすれている可能性がある。たいがいの時間は、椅子や床上で比較的よい体位を保つことができる。
3.問題なし
自力で椅子や床上を動き、移動中十分に体を支える筋力を備えている。いつでも、椅子や床上でよい体位を保つことができる。

さて、点数は出ましたか?

評価ができたら、次はアプローチを決めていく。

詳細は次回になります。

では!!!!

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