持ち上げない介護 移乗
持ち上げる介護はやめましょう。
本人様の残存機能の有効活用が、介護保険の基本的な考え方です。その考えに反します。
例えば。
ベッドから車椅子に移乗する際に、前から抱えて介助をすると、本人様は介助者の肩を持つだけしか無くなります。
本来の以上の動作の手順は、座っている状態からで言うと。
足を引く。体を前に出す。手を前に出す。手すりを持つ。足に重心を移動する。立つ。移乗先を確認する。足を踏み替える。重心を移動する。お尻を下ろして座る。
と言った手順です。
ところが、前から抱える介助だと、
手を介助者に向ける。肩を持つ。肩を離す。
だけになります。
これでは能力が落ちます。
先の手順のどこかに課題があって、移乗ができないのであれば、その何処かによってアプローチは変わる。
脚力の低下があって、立つことができなければ、スライドボードを使って、ベッドにつけたL字バーを持てば、本人様でできる。もし、サポートするのであれば後ろからお尻を支えてずらすだけで良い。
スライドボードは、レンタルもありますけれど、施設であれば、買っても良いと思います。いろんな人にたくさん使えて、壊れるものでもないので。
スライドボード
| 4527799000296 イージーグライド S 4527799000296 | ||||
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車椅子にスライドボードが一体化しているものもありますよ。
ラクーネ
| 横乗り車いす ラクーネ3 LK-3 #54ネイビーチェック 40 | ||||
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これで立てなくても、お尻を後ろから支えるだけで簡単に移乗。
他にもいろいろありますけれど。
今回はここまで。
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